たまりばグローバル　多摩地域の国際交流交流情報

市制100周年を迎える八王子市が、ドイツのヴリーツェン市と海外友好交流都市としての協定を結びます。
ヴリーツェン市と聞いても、どんな地域なのか？八王子市とどんな繋がりがあるのか？まだまだ知られてないと思いますが、実は両市の間には、とある人物を介して、70年以上にも渡る深い関係があるんです。

その人物とは、「肥沼信次（こえぬま のぶつぐ）」さん。
八王子市出身の医師で、第二次世界大戦後、「発疹チフス」という感染症が蔓延していたヴリーツェン市の伝染病医療センターに着任し、献身的な治療により、多くの命を救いました。
今でも、ヴリーツェン市内には、彼の功績を称える記念碑や顕彰碑が設置されていたり、彼の命日に毎年慰霊祭が行われたりと、敬愛されています。

その肥沼信次さんの生涯を、現代の八王子で暮らす人たちにも知ってもらおうと、音楽劇とトークライブが開催されますので、ご紹介しましょう。

八王子市・ヴリーツェン市友好交流協定締結記念
第3回ピースフェスタ　平和のメッセージ　～過去から未来へ～

第一部：音楽劇「冬桜のリーベ～肥沼信次ものがたり～」
第二部：トークライブ　公文和子氏・馬場さくら氏

【劇のあらすじ】
1945年8月15日二度と戦争のない平和な世界へと決心した日から72年が経ちました。

2017年は八王子市市制100周年を迎えた年ですが、この記念すべき年に、ドイツ ブリーツェン市と八王子市が海外友好交流都市になりました。

ヨーロッパとしては、初の海外友好交流都市になるのですが、その平和の懸け橋となった方が、劇中の登場人物である、Dr肥沼 信次さんです。第2次世界大戦直後に、ベルリンから、荒れ果て、医者のいなくなったブリーツェン市に行き、感染病で死に行く命に救いの手を差し伸べました。

37年という短い生涯を終えるが、その愛あふれる「真のおもてなし」をした彼の生きざまは、今も市民の心に深く息づいています。彼の伝えたかった思いは何だったのか？

おもてなし国際協議会は、真のおもてなしの人生を生きた隠れた偉人を取り上げ、八王子市内で演劇の公演を企画してきました。

今回は、八王子出身のDr肥沼の壮絶な生涯を描いた音楽劇「冬桜のリーベ」～肥沼信次物語～と、トークライブを通じ、現代の日本が忘れかけている命の価値、平和の価値を市民の方に伝えたい思い、イベントを企画しております。

【講演者紹介】
公文和子氏（小児科医、ケニア障がい児療育施設「シロアムの園」代表）
北海道大学医学部卒、医学博士。英国リバプール熱帯医学学校修士。2001～2年シエラレオネ、カンボジアでの病院勤務。2002年ケニアでの活動開始。国際NGOでの医療活動やJICA（国際協力機構）専門家として様々な活動に従事。2015年ケニアで障害児とその家族に対する療育支援を行う施設「シロアム園」創立。

馬場さくら氏（桜人企画（さくらきかく）代表、演出家、脚本家）
青山学院大学国際政治経済学部卒業。学生のころから舞台に立ち2001年東京の劇団で座付き脚本家演出家として活動。2004年大阪に拠点を移し、演劇ワークショップを通した人材育成や、学校公演活動を行う。2011年東日本大震災を機に桜人企画を立ち上げ、世界の問題や社会情勢をテーマに、歌ありダンスあり笑いあり涙ありのエンターテイメントな舞台作品を作り続け現在に至る。
水都大阪2009大阪市長賞受賞。
第27回S1シナリオグランプリ奨励賞受賞作品「真夜中の美容室」がKindleストアで発売中。

【スケジュール】
・日時：2017年8月11日（祝日） 午前の部11:00開演（10:30開場）、午後の部14:00開演（13:30開場）
・会場：北野市民センター8階ホール
　東京都八王子市北野町545-3 きたのタウンビル8階 地図はこちら）

【チケット】
・一般 前売1000円 当日1200円
・大学生 前売 500円 当日 700円
・高校生以下 無料（高校生以下のかたは、年齢が確認できる学生証などを受付にご提示ください。）

【ピースフェスタ2017 申込み】
・Web予約はこちら
・電話予約はこちら⇒０５０－５２４２－３０７９（本田）

・お問い合わせ
HP: http://omotenashix.xsrv.jp/
E-mail omotenashi.i.c@gmail.com（本田）


【主 催】おもてなし国際協議会
【後援】八王子市、八王子市教育委員会・八王子国際協会