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第1回多摩グローカルカフェ開催レポート①「外国人留学生・日本人大学生によるスピーチ」編

僕らのグローカル宣言-多摩地域、グローカル化の未来を形にする-」というスローガンを掲げ、第1回多摩グローカルカフェを開催しました。

参加者は、外国人の方・留学生の方5名を含む、全54名。
初回かつ、平日夜の開催にも関わらず、非常に大勢の方にお集まり頂き、ありがとうございました。
それだけ、多摩地域では「グローカル化」「国際交流」というテーマへの関心が高まっているのだということですね。

参加したいけどスケジュールが合わず…という方もいらっしゃいましたので、開催レポートをさせて頂きたいと思います。

第1回多摩グローカルカフェ開催レポート①「外国人留学生・日本人大学生によるスピーチ」編


国際交流イベントの企画などを行う「おもてなし国際協議会」と、多摩地区の地域ポータルサイト「たまりば」編集部(ジェイ・ライン株式会社)による共同開催、八王子国際協会さんの後援を頂き、2017年11月2日(木)の19時から、八王子学園都市センターにて「第1回多摩グローカルカフェ」を開催させて頂きました。

聞き慣れない言葉かもしれませんが、グローカルというのは「世界規模の」という意味を持つ"Global"と、「地域的な」という意味を持つ"Local"を組み合わせた造語で、「地球規模の視野で考え、地域視点で行動する」という考え方のことです。

多摩地域は、東京都心に隣接しているということに加え、大学のキャンパスも多数立地しているため、多くの外国人の方・外国人留学生の方が暮らしています。
とはいえ、同じ地域で暮らす外国人の方と日本人の方との交流が日常的に行われているかというと、まだまだこれから。
そこには、どんな課題があって、どうやったら乗り越えられるのか?を参加者みんなで考え、具体的・継続的な活動に繋げることを目標に、私たちは「多摩グローカルカフェ」を立ち上げました。

第1回多摩グローカルカフェ開催レポート①「外国人留学生・日本人大学生によるスピーチ」編

イベントはオーストラリからの留学生グー・リー君の司会で、
・外国人留学生・日本人大学生によるスピーチ
・ゲストによるトークセッション
・ワークショップ(テーマ別ワールドカフェ)
という3部構成で進行。

第1部 外国人留学生・日本人大学生によるスピーチ
トップバッターは香港からの留学生ルーシーさん。
「生活から始める地域交流」というテーマでスピーチをしてくれました。

第1回多摩グローカルカフェ開催レポート①「外国人留学生・日本人大学生によるスピーチ」編

・日本・多摩地域が直面する少子高齢化社会の問題に、外国人の力を活用するというのは解決のための選択肢の1つ。
・多摩地域が日本人と外国人がお互いに個性を尊重し合い、交流を通じて助け合い、学び合える町になると、海外出身者も生活がしやすい。
・積極的に外国人の意見を拾うための行政窓口を設置し、風通しの良いまちづくりをして欲しい。
・外国人の視点で、より良い地域にするための意見を発信できる場を作ってはどうか?
・外国人留学生が地域の小中学校を訪問して交流する機会を増やし、多文化共生の意識を育む環境づくりをしては?
といった考えを発表してくれました。
発表の内容もさることながら、ルーシーならぬ、ウサギのルーピーちゃんが登場して聴き手を楽しませるスキルもお見事でした!

2番手は、フランスからの留学生ソニー君。
「外国人移住者は危ない?フランスの事例」というテーマでスピーチをしてくれました。

・外国人移住者が危険なのではなく、事件が起こる背景には貧困や失業のほか、孤独がある
・裏を返せば、貧困・失業・孤独に対する解決策を用意することで、外国人にとっても暮らしやすいまちづくりをすれば、グローバルな視点でみたときに地域の魅力になる
・積極的に移住者支援をすることは、地域に経済効果をもたらすので、外国人が孤独にならない住みやすいまちづくりを進めて欲しい
といった内容。
移住者は危ないという、一瞬ドキッとさせられるテーマ設定でしたが、テロ事件が発生したフランス出身の彼ならではの視点で、貴重な発表でしたね。

3番手は、日本人学生2人組 谷村君と為藤さん。
「ともに暮らす隣人として」というテーマでスピーチをしてくれました。
第1回多摩グローカルカフェ開催レポート①「外国人留学生・日本人大学生によるスピーチ」編

・バリ島への留学から帰国した為藤さんは、留学中に感じたこととして、頼れる仲間が身近にいることで安心できた
・国際協会や行政も地域で暮らす外国人の方向けの相談窓口を設置しているが、当事者の人たちに浸透仕切っていないのでは?
・行政や国際協会による受け入れ環境も大事だが、もっと大切なのは頼れる仲間が身近にいること
・ともに暮らす隣人として外国人の方たちの頼れる仲間として心の交流をする行動の第一歩として、地域のゴミ拾い活動から始めよう
という発表でした。

外国人留学生ではなく、海外へ留学した日本人学生という目線からのスピーチで、気軽に始められる交流として地域のゴミ拾い活動をしようというのは、具体的な提案でしたね。

最後のスピーチは、日本人学生の古関君。
「2つのレガシー創出による多摩地域の活性化」というテーマで発表をしてくれました。

・ハード面では、都心から離れている、宿泊施設が少ないといった課題があるものの、大学が多いという特徴を活かして「学生の家を民泊施設として提供しよう
・ソフト面では、各大学を串刺しにした横断型のイベントを開催、グローカル人材を育成しよう
というハード面・ソフト面での価値のあるレガシーを創出し、地域活性化につなげようという考えを発表でした。
学生の家を民泊化する、グローカル人材を育成するという、学生さんならではのアイデアを聞かせてもらうことができました。


≫次回、「第2部 ゲストによるトークセッション編」「第3部 ワークショップ(テーマ別ワークショップ)」のレポートに続きます。

・おもてなし国際協議会


(関連記事)
・「多摩グローカルカフェ」11/2に八王子で開催
・「多摩グローカルカフェ」が八王子経済新聞&Yahoo!ニュースに取り上げられました


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